【 オートレース auto race 】

木村武之 今年早くもタイトル戦V2

〜 浜松オートG2春のスピード王決定戦 〜

 木村武之が執念の差しで06年タイトル戦V2―。浜松オートの第40回報知新聞社杯争奪G2春のスピード王決定戦の優勝戦は、2月27日の最終第12R良走路で争われ、準決までオール連対、圧倒的一番人気を背負った地元の雄・木村武之(29歳・浜松)が、道中一旦は浦田信に抜かれる展開もとなるも巻き返し、5周回2番手浮上から浦田とのマッチレースに持ち込み、迎えた7周3角で果敢にインに切り込み浦田を逆転。地元ファンを沸かせる気迫あふれる〃闘走〃で、1月の伊勢崎ムーンライトに続く06年2つ目のタイトル戦を飾った。

(2006年4月5日号)

今年早くもV2し、
優勝賞金額を掲げる木村武之選手


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浦田信輔喜び半分? 5連勝完全V

〜 川口オート開設54周年記念グランプリG1 〜

 落車の波乱突き、浦田が5連勝完全V達成―。川口オートのG1開設54周年記念グランプリレースの優勝戦は3月8日の最終第12R良走路で争われ、遠藤誠がV目前の7周1角でスリップし落車。準決まで4連勝の快進撃も優勝戦は伸びを欠き、3番手を追走していた浦田信輔(33歳・飯塚)に展開が向き、直後に石井大を交わして5連勝完全Vを達成した。しかし、すっきりしない勝ち方に表彰式の浦田は笑顔なし。「優勝は素直に喜びたい。でも落車がなかったら優勝はなかったです。それが悔しい」と、実直な浦田らしいコメントでVの心境を表していた。

(20064月5日号)

5連勝完全Vも、遠藤の落車という「棚ボタ」に、浮かない表情の浦田信輔選手