【 競輪 keirin 】

武田豊樹が今年初の記念V 復調の兆しを見せた!

〜 熊本GV開設56周年記念競輪決勝 〜

 武田豊樹(茨城・88期・33歳)が今年初の記念優勝を飾った―。熊本県・熊本競輪場のGV開設56周年記念競輪「火の国杯争奪戦」決勝は3月6日の最終第11Rで争われた。レースは、志村太賀を前受けに武田―手島慶介―内田慶と4車出走の関東勢が結束し、以下小野俊之、市田佳寿浩―大井啓世と続き、佐藤慎太郎―加藤慎平は志村の外併走から後方に下げ周回すると、打鐘を合図に小野が手島の外追い上げ両者競り合うなか、志村が4角から一気に踏み捨て身の全速逃げ。絶好の番手武田は、バック6番手捲りの市田に併せて3角捲りを放ち小野の追撃をかわして快勝した。昨年9月の取手以来の記念Vに「この勝利で弾みをつけて一線級に戻りたい」と武田は復活を誓った。

(2007年4月5日号)

「ラインが自分を立ててくれたから
勝たなきゃいけないと思った」と
表彰式で語った武田豊樹選手