【 競輪 keirin 】

石毛克幸が4年ぶり記念優勝飾る

〜 富山開設57周年記念瑞峰立山賞争奪戦 〜

 粘りの番手捲り、石毛克幸(千葉・84期・31歳)が4年ぶり記念V―。富山県・富山競輪場のGV開設57周年記念「瑞峰立山賞争奪戦」決勝は、6月24日の最終第11Rで行われた。小嶋敬二が途中欠場で主役不在の一戦。青板上昇の三宅達也が前受け村上義弘を抑えるが、赤板で若武者・松田優一が石毛を引き連れ一気にカマす。打鐘でさらに踏み込んだ松田はかかって完全に主導権を握り、隊列は一本棒状に。2角3番手から捲った三宅は3角で出きったと思われたが、併せて発進の石毛が内から巻き返し快勝した。平成16年8月の小田原以来の記念優勝に「全ては松田君のおかげ」と笑顔の石毛。

(2008年7月20日号)

4年ぶりの優勝にホッとした表情の
石毛克幸選手


【 競輪 keirin 】

合志正臣が今年初の記念V 

〜 熊本開設58周年記念火の国杯争奪戦 〜

 地元エース合志正臣(熊本・81期・30歳)が今年初の記念V―。熊本県・熊本競輪場のGV開設58周年記念「火の国杯争奪戦」決勝は、6月17日の最終第11Rで争われた。小嶋敬二、平原康多を相手に荒井崇博―合志―松本大地の九州連係は正攻法。打鐘過ぎ、平原―後閑信一―諸橋愛が抑えるもその上を小嶋が叩くが、緩んだところを荒井が巻き返し1角で主導権を奪取。内すくった平原は3番手で粘るも、3角で押し上げた松本と連結外れバック捲った後閑がぶつかり落車すると、ゴール前、合志が抜け出し完勝。地元で今年初の記念優勝を飾った合志は「これを弾みにまた上を目指したい」と声援に応えた。 

(2008年7月20日号)

今年初の記念優勝し、表彰式で
神妙な表情の合志正臣選手